タンザニア生まれのアフリカを代表するモダンアート「ティンガティンガ」などの輸入販売を行っています。
タンザニアの生活・芸術・文化の紹介をきっかけに、むき出しの自然の中で練り上げられてきたアフリカ文化の素晴らしさをより多くの人々に感じて頂き、国際交流の架け橋となることを目指しています。
「ティンガティンガ」は、1960年代初めにタンザニア首都・ダルエスサラームにおいてエドワード・サイディ・ティンガティンガ氏の手により誕生したポップアートです。
建築資材に6色だけの塗装用エナメルペンキで動物や精霊を大胆にデフォルメし、鮮やかな色彩感覚のもと描いたのが始まりでした。
ティンガティンガ氏の死後、弟子たちは彼の精神世界を継承し、野生動物にとどまらず、タンザニアの自然、人々の暮らし、伝統的信仰などをモチーフに、脳裏に残った印象だけで描く独特なスタイルを確立していきます。
素朴でありながら鮮烈。その感性は欧州で注目を集め、現在ではタンザニア固有の芸術、アフリカ大陸を代表するモダンアートとして広がっています。
2009年には、画家のジミー大西さんがティンガティンガの第一弟子オマリー・アモンテ氏の元で修行をする様子がNHKで紹介され、大反響を呼びました。
タンザニアを代表する木工芸品・マコンデ彫刻。
これは現地の人たちにとって、貴重な収入源となっています。
しかし近年、マコンデ彫刻の原材料となる木の伐採が禁止され、作り続けることが難しくなりました。
そこで、現地のお母さんたちが新しく立ち上げた工芸品が
「キテンゲアニマル」
東アフリカの女性が身にまとう伝統的な綿生地・キテンゲを使った動物のぬいぐるみです。
照りつけるアフリカの太陽のもと、大地で躍動する動物たちの姿を一枚一枚のキテンゲに込めて手作りをしています。
World Project in Tanzaniaは、そんなタンザニアのお母さんたちの挑戦を応援しています。
人類歴史の始まりの地とされるアフリカ大陸は、赤い土と青い空、そして澄んだ海でできた世界です。
そこへ訪れた人は誰しもむき出しのパワーを感じることでしょう。
私たちもまた、そこで偉大な「何か」を感じました。
その源を探る中、タンザニアで出会ったのが「ティンガティンガ」という一枚の絵でした。
決して恵まれているとは言えない環境の中でも、
自然と生命、色彩と精神への素朴な色彩感覚がしっかり受け継がれているこの絵は、
私たちに対しひときわ不思議な魅力を放っていました。
もっとたくさんの人にこの絵を実際に手にとって貰いたい。「何か」を感じ取って欲しい。
観る人の感性のスイッチをONにする力を、ティンガティンガは秘めています。
そして、私たちの想いはやがて
「タンザニアの素晴らしさと母国である日本の文化を世界に伝える」
という理念となり、クリスモルガンのアフリカ事業部はスタートを切りました。